今日も昨日と同じく黒木さんとのコンビでBS12の楽天戦でした。
まずは昨日のブログの続編から。
当然のごとく、今日西本投手コーチにあの継投について聞いてきました。
まず薮田投手の投げた5回について。
薮田投手に準備させたのは4回1点差とされたところからだそうです(これは薮田本人が言ってました)。
そのうえで、4回裏にびっくりの大量点が入り、川越か薮田かという選択肢が生まれたそうです。
普通川越投手を行かせてもいいと思うのですが、もしも川越投手がピンチを作った場合、薮田投手にもう一度準備をさせないといけない。その場合の薮田投手の6連戦後半に向けての疲労度とそのままの流れで登板させた場合の疲労度を考えた場合、5回に点差は関係なく行かせた方が今後に向けてもいいのではないだろうかという決断だったそうです。
同時に苦手・楽天に少しの流れも与えたくない、完全に断ち切っておきたいという意図もあったようです。
次に6回以降の継投ですが、根本投手の2イニングや上野投手の登板は、前日の登板イニングを考慮してあまり考えなかったそうです。
たとえば登板させて、打たれて結局勝ちパターンの投手をばたばたと後から投げさせるならば、最初から今日はこれ(古谷−小野−小林宏)で行くと決めてリリーフに準備させておいた方が、これまた6連戦の後半を考えても疲労度は軽減できるということだそうです。
加えて先程と同じように楽天との相性の悪さを考えても、翌日に向けて流れを悪くするゲームは避けておきたいという思惑もあったと話していました。
つまり最悪のケースを見据えた部分と相手が対戦成績の悪い「楽天」というのが根底にあったようです。
これらを総合すると、きのうの(そして今日も)インタヴューで西村監督が「絶対に落とせない試合」と言われた意味がよくわかります。
残り楽天とは6試合。他カードよりも多く残っています。
この3連戦で苦手意識を払しょくする試合をしておかないといけなかったわけです。
その意味でこの2勝1敗はただの2勝1敗ではなかったようです。
ただそれならば今日の試合は、7回の攻撃で清田選手に無死二、一塁でバントをさせてもよかったかなとか、8回の無死一塁で大松選手といえども犠打のサインを出してもよかったかなと思いました。
普通の展開ならそこまでしなくてもいいですが、楽天に対しパーフェクトな試合運びをするにはそこまでした方が良かったかなとも思いました。
このような情報はスゴク貴重で、ファンにとってはとても有難く思います。
昨日のあの場面は、他局のスポーツニュースでも触れていましたが、個人的には清田の調子が良いとの事で強攻策だった様に思います。
清田が当たっていなければ間違い無くバントだったのかと・・・
しかしその選択が試合の流れを左右する事になったのは、西村監督以下首脳陣の教訓として今後活かされる筈と思いたいです。
まぁ、あの場面で点取れていたらダメ押しになったのですからね・・・
それにしても残り21試合、難しいシーズンになりました。
ここから食らいついて、最後に1番上に居れたら最高です!