初回のロッテの攻撃。
先頭の西岡がまず永井の得意球カーブを思い切り右前打に運ぶ。
続く荻野貴でどういう攻撃かと注目していると、一塁前にバント。
送る感じのバントだったようだが、なんと内野安打に!
一塁手フィリップスとはいえ、素手で取っての送球だし、普通あそこに転がれば犠打だろうというところがヒットになってしまう。本当に恐るべし。
実況を何年も続けていると、これは単打だなとか、これはアウトになるなとか、感覚で言葉が出てくるけど、荻野貴の場合はそれが当てはまらない。西武3戦目の単打が二塁打二のシーンもそうだが、まさに規格外。
そして無死一、二塁とし、井口の右飛でそろってタッチアップして1死二、三塁。これも一走荻野貴が判断よく2塁へ走っていた。
併殺を考えなくてよくなった金泰均は中堅への浅いフライだったが、三走西岡は本塁へ突っ込む。そして見事犠飛に仕立て上げた。
規格外の二つ目。普通の走者ならまず行けない位置のフライだったように思う。
楽天の永井からしても、犠打の場面にせよ、犠飛にせよ、普通なら終わっている場面だろう。
試合後、西村監督が「昨季までと違うところじゃないかな」と語ったが、昨季どころか、通常の概念を打破しているくらいのスピーディー野球に感じた。
さて今朝のブログに書いた唐川投手のカーブの話ですが、今日投手コーチの西本さんに聞いてみました。
「今年二ケタの活躍をするにはカーブをもっと使わないとだめだと唐川と話し合った」そうです。「オープン戦でもボールになってもいいからもっと使おうと。シュートも含め幅を広げていかないと」
なので今年はカーブの割合も増えているようです。もっとも今日の投球は、初めはそんなに多くなかったですけどね。

にほんブログ村